概要

日程 : 2026年8月19日(水)~8月23日(日)
場所 : 大韓民国 江原特別自治道 華川郡(ファチョン)
派遣団体名: KYOTO KIDS ROWING TEAM
選手名(6名):
JHW1×
村尾 景(MURAO Hikari)/中学1年(12期生)
岡村 萠英(OKAMAMURA Moe)/中学2年(11期生)
合田 和奏(GODA Wakana)/中学2年(11期生)
JHM1×
若狭 陽心 (WAKASA Yoshin)/中学1年(12期生)
二見 梛斗 (FUTAMI Nagito)/中学1年(12期生)
西澤 和馬 (NISHIZAWA Kazuma/中学1年(12期生)
派遣役員名(2名):
引率 藤井範久(FUJII Norihisa) 京都ローイング協会副会長
引率 末谷和幸(SUETANI Kazuyuki) 京都ローイング協会理事
「2026海外遠征合宿」華川WHACHEON
【会場】華川国際ローイング競技場(華川湖 International Rowing Center)
2013年世界選手権の開催地であり、周りは緑豊かな運動公園(サッカー場隣接)や華川中・高一貫校がある素晴らしいコースです。直前に骨折を負った二見梛斗選手も合流し、選手全員で遠征へと出発しました。
合宿地の華川は仁川国際空港から車で北へ約3時間、38度線の軍事境界線(北朝鮮国境)まで約30kmの位置にあります。現地では、日韓親善事業や国際大会で長年お世話になっている友人のキム氏にフルアテンドしていただきました。彼には日韓友好親善事業や忠州(チュンジュ)で行われた国際レースでも日本チームがお世話になっています。 私自身は3度目の華川ですが、何度も国際大会が行われた素晴らしい コースである。
【大会名】 第20回平和杯全国ローイング大会
沢山のカテゴリー(一般・大学・高校・中学)があり、韓国全土から多くのクルーが集まりますが、競技人口が少ないため、中学女子1×(7クルー)男子1×(7クルー)で4つのレースにオープンで参加させて頂いた。
【交流オープン参加レース結果】 8/21
滞在中は天候が悪く日本とは違って気温が低いが、湿度は高く不快な日もある。選手たちは全日本中学選手権の決勝レベルクラスのレースに挑んだが、1・2年生主体の京都きっずメンバーは力足らずで惨敗でした。
【レンタルボート・オール・工具】
艇(Empacher・Filippi・WinTech)、オール(Concept2・Croker)
予め選手のサイズをお伝えしておいたとはいえ、とても良い状態のものを準備していただいた。※ナショナルチームレベルの扱い おかげで、リギングでそれほど苦労することなく、練習やレースにも挑めた。我々のオープン参加1レースのために、大会前の多忙な中で準備していただき感謝しかない。地元保有の艇だけでなく、他地方(忠州)から1時間以上もかけて運搬していただいたものもある。もう少し日本から沢山の工具を用意していけばもっと早く調整出来たと反省しています。
【宿舎】 ホテルNo25
華川バスターミナル近くの比較的新しいコンパクトなホテルで、とても快適な環境で過ごせた。ホテルから会場までの移動は徒歩で20分。
【食事】
朝食(ホテル)、昼食・夕食(宿舎近くの食堂)でしたが、20日昼食は忠州体育協会女子担当コーチで大韓ローイング協会施設部長の李さんが、21日大韓ローイング協会会長の陳さんが、それぞれスタッフや日本チーム全員を会食に招待してくれ、韓国の料理(乾し鱈の入っているスープや参鶏湯)をふるまっていただいた。滞在中には2024JARA日韓交流親善事業で大阪に招待した韓国チームのコーチと団長が会いに来ていただき、再度親交を深め、きっずチームを激励してくれた。各地方からたくさんのクルーが参加したこともあり、各地方の中学にはその選手や専任担当コーチがいるが、韓国には「中体連」という組織もなく、ボート部がある学校は数校しかないとの事。
【お土産・交流】
アジア地域には特にお土産の文化を感じますが、大会役員には韓国で人気の京都の抹茶のお菓子やお酒類、日本のタバコなども持参した。選手たちも日本から各自お土産(お菓子類)を持ってきて、レース後の会場で積極的に交流してくれた。ただ京都協会のバッヂやステッカー等があればもっと交流に役立ったと思う。韓国協会や地元華川協会関係者(朴監督)からは、選手、スタッフ全員にドリンクやチキン(華川で名物)の差し入れや韓国代表オールキーホルダーを頂き。とにかく、これ以上ないと思われるほどの「おもてなし」。滞在中毎日、協会や関係者からの心温まるお気遣いに本当に感謝しかない。
【観光・学習】
DMZ De-Militarized-Zone非武装地帯
※華川は北朝鮮まで30km
韓国のDMZ(非武装地帯)は、北緯38度線の軍事境界線を挟んで韓国と北朝鮮の国境沿いに東西へ長く延びる幅約4kmの緩衝地帯。
あいにくの雨模様で視界が悪く、北朝鮮は見えないだろう位の感覚で向かった。キムさんには展望台に行くとしか聞いてなかったので、案内所でパスポートを提示、スマホ撮影禁止(カメラレンズに目隠しシールを貼る)、そこからパーキングランプを点滅させてくねった山道を監視案内付きで登っていく・・・、となって急に緊張感が増してくる。さらに雨が強くなった展望台では冷房の効いた(寒い)部屋でモニターに映し出された映像で説明を受けた。もちろんキムさん通訳付きで。2km先の北朝鮮を眺めながら。(実際は見えてない)
以下はDMZ見学前に多村先生(元東舞鶴高校顧問・現舞鶴ローイング協会理事長)からのメッセージを送って頂き、子供たちに伝えた内容です。
昨日は沢山の写真をありがとうございました。
予想以上に素晴らしい所で大規模な大会のようで驚きました。
北朝鮮との間に中立地帯があるので大丈夫だとは思いますが、銃で撃たれないようにしてください!
私はかつて板門店へ行きました。
ほとんどの韓国人は北朝鮮人が大好きなことと、北朝鮮で水害など災害が起こったら支援をする人が多いことなど、朝鮮民族としての一体感を感じました。お互いの国で親戚がいる家庭もあるらしく、お互いを思いやるキヅナの強さを感じました。
映画パッチギの主題歌にもなったイムジン河を現地で聴いたとき、息が詰まる思いをしたのを思い出します。
是非、韓国人のナマの声を子どもたちに聞かせてやってください!
簡単な歴史的背景の説明が必要でしょうけど。素晴らしい経験をしてきてください!
参加選手感想
女子1× 村尾 景(中学1年) 12期生
この5日間大変お世話になりました。韓国の人と交流したり初めての場所で漕いだりすることができてとてもいい経験になりました。大会でも、色んな人の漕ぎを見たり、リギングの仕方を少し覚えたりできて良かったです。ボート以外でも初めて食べる料理や日本では見た事ない光景も見ることができ、とても楽しかったです。私の苦手な味もあったりしたので、これから食べられる物を増やしていきたいです。そして、いいタイムで漕げるように毎回のボートの練習を頑張っていきたいです。
二見 梛斗(中学1年) 12期生
4泊5日の遠征を終え、自分が感じた点が3点あります。
1点目、レースについて 現地の中学生は、やはりスピードが速く、自分よりも力強く、レートが高い漕ぎでした。僕は左手首の骨折で漕げず、そういった人たちとレースできず、悔しかったです。 そして、自分よりも背が高い人でも自分よりレートが高かったり、自分とほぼ同じ年齢の選手でも自分より出来上がった体格をしていたりして、並べて漕がずとも、とても大きな差を感じました。レースを見ている時間は、少しじれったい気持ちになりました。 この気持ちになったことをこれからも忘れずにいたいと思います。
2点目、自由時間について 他言語で、物一つ頼んだり買ったりするのにも時間がかかるのは初めてで新鮮でした。飲食店での対応にも日本との違いを感じ、そこでも異文化を学ぶことができました。 自由時間では、いろいろなお店へ行ってみたり、遠くのスーパーへ歩いて行ったりなど、ホテル内で過ごすよりも意識的に外へ目を向けると、たくさんの韓国の文化に触れることができました。この時間はとても楽しい時間でした。
3点目、食文化について 行く前から韓国料理はどれも辛い事は知っていたけれど、現地で実際に食べてみると、自分が思っているよりも辛かったです。また、一度にたくさんの食事が出てきて、かつ独特な食感や味のものもあり、なかなか完食することができず、お店の方に申し訳ない気持ちでした。 3日目の昼ご飯のスープを食べた時に、男子はあの春巻きみたいなものに一度は挑戦していたのに、女子はスープすら口にせず、ご飯とキムチだけで食事を終えていて、せっかくの機会なので初めてのことを積極的になってみたらいいのに、と少し思いました。 この3点を受けて、今回の遠征を通して、僕が考える京都の代表はまずチャレンジしてみることができる人です。 韓国の料理は味が濃いものか、辛いものがほとんどで、「ちゃんと食べられるかな?」と心配していました。そして、予想通り、辛いものが出てきました。それでも一口は食べてみることをチャレンジしました。思っていたよりも美味しく感じられたものがたくさんありました。 まずは何事もやってみないとわからないし、それが経験に繋がるのだと思います。これからレースで初めての土地、初めて食べるもの、初めての艇、色々な『初めて』に出会うことがあるので、そこでは自分が今できる精一杯を積極的にできる人になりたいと思いました。 今は怪我で漕げないけれど、この期間中、下半身のトレーニングをしたり、他の人の漕ぎを見たりなど、自分に何ができるかを考えて行動していきます。 最後に、 この海外遠征に付き添ってくださった先生方、若狭さん、現地で通訳をしてくださったキムさん、現地のボート協会の方など、全ての関わってくださった方への感謝を忘れず、これからも頑張っていきたいと思います。 ありがとうございました。
男子1× 西濱 和馬(中学1年)12期生
5日間大変お世話になりました。 初めて韓国に行き現地の人と交流したり韓国の全国大会に混ぜてレースをさせてもらったりしてとてもいい経験ができました。大会では、同じ中学生なのに体がでかい人が多く課題が多く見つかりました。韓国のご飯では初めてみるものもあり食べるのに少し抵抗があるものもありましたがそれを食べられるようにならないといけないと思いました。これからの練習では、量と質にこだわって取り組み体を大きくするために食事にもこだわっていこうと思いました。
お世話になった方々にはとてもいい経験ができたのでしっかり感謝の気持ちを持ちたいと思います。
女子1× 岡村 萠英(2年)11期生
5日間本当にありがとうございました! 慣れない環境で漕ぐと言うことは難しかったけど、色んな方のお陰で無事合宿を終えられて良かったと思います。 韓国のレースでは自分より早い人が多い中レースができて大変嬉しく思います。 レース中にシートから落ちたことも、1つの思い出として、次この様なことが起きないように、座り方を考えて次のレースに活かしていきたいです。またレースだけではなく、食事も日本とはまた別の料理を食べて口に合わない物もあれば美味しいと感じた物も沢山ありました。 日本で食べている韓国料理とは違って本場の韓国料理が食べられてとても嬉しく、良い経験になったと思います。 そして、今回のレースや練習前で得たリギングなどを普段の練習からでも活かしていきたいです。 お世話になった方々本当にありがとうございました。
男子1× 若狭 陽心(中学1年/12期生)
5日間の韓国遠征、ありがとうございました。
この5日間では、北朝鮮の国境の近くに行くことなどの体験を通じて、韓国の文化や北朝鮮との関係などを学ぶことができました。それに、韓国料理についてはサムゲタンやフライドチキンなど、おいしく食べることができました。
加えて、結果はあまり振るいませんでしたが Empacher というドイツの船に乗り、漕げたので感謝の気持でいっぱいです。
韓国遠征の途中、藤井先生に自分より一回りも二回りも大きい韓国の中3の女子がいるよと言われ、その人をみると本当に大きかった上、ほかの人も腹筋が割れていたり、すごくゴツい人がいたりと、自分もまだまだだなということを実感しました。なので、もっと体を大きくできる生活をしていきたいです。
最後に、今回の韓国遠征で学んだことを、これからの人生に生かせていきます。
総括
今回の海外遠征合宿にあたり、手厚いアテンドをいただいたキム氏をはじめ、大韓ローイング協会、華川ローイング協会の関係者様、そして温かくサポートしてくださった保護者の方々に深く御礼申し上げます。
韓国協会側からも今後の継続的な交流を望むお言葉をいただき、日韓の絆を一層深める機会となりました。選手たちにとって、この5日間で得た競技面・精神面・文化面の学びは、今後の競技人生における大きな糧となると確信しております。
「2026年度 韓国遠征合宿」が大きな成果のもと無事に終了いたしましたことを、ここにご報告申し上げます。




















































